2006年02月20日

未来を垣間見れるおもちゃ「20Q」

20060220_20q.jpg先日、友人の家で面白いおもちゃを知った。有名なのか有名じゃないのか、流行っているのか流行っていないのか流行っていたのか、よく分からないが、少なくとも僕はその時初めて知った。そのおもちゃの名は「20Q」という。

遊び方は非常に簡単で、まず何か好きなものを頭の中に思い浮かべ、「20Q」から出される20の質問に、「はい」、「いいえ」、「ときどき」、「わからない」のいずれかで答えるのである。全ての質問に答え終わると、何を思い浮かべていたか当てられる。正解率は7割程度のようだ。

急に核心を着く質問をされ、これは当てられたなと思うこともあれば、何も核心を突く質問に答えていないのに正解を当てられて驚くこともある。はっきりいって僕は、こういうおもちゃが大好きである。おそらく人口知能という未来を垣間みることができるからだ。

当然のことながら、その仕組みに興味を持った。あらゆる事物を分類して見つけ出す分類学とでも呼ばれるような学問があって、それを基にして作られているのかなと思ったが、ITmediaニュース:「ソレハ イキモノ?」――ブログが鍛えた人工知能「20Q」を読んだら、少し違うようである。元々は、米国製の人工知能であるため、そちらは分からないが、日本版を作成するにあたって、インターネットでデータを集めたようだ。要するに、分類学というような学問ではなく統計学を基にしているということだろう。これを知った時、以前、心理学を選考している知り合いに、「心理学は、統計学だよ」と聞いて納得したのを思い出した。

上記の記事で、もう一つ面白いのは、販売元バンダイの売り方だ。あからさまな宣伝を行わず、口コミを利用した販促を行ったらしい。前述のインターネットでのデータ収集に参加した人の口コミを利用したのだ。また、20Q仮面なる者を渋谷に歩かせ、女子高生に写メールで撮ってもらい、後日20Qを知って、これだったんだ!と知ってもらうのを狙ったらしい。効果の程は分からないが面白い。

ところでこの「20Q」だが、感心するのは、データの量や正確さだけでなく、巧みな質問の仕方だ。おそらく100数問はある質問を、回答に合わせて切り替え、たった20の質問を巧みに選びだし、答えを絞りだしていくのだから感心して止まない。

以前に読んだ「すごい会議」に、次のようなことが書いてあった。
会議のコメントを「質問」、「代替案」、「リクエスト」の3つになるように心掛けたら、効率が上がる。より適切な「質問」をすることで、参加者の参加意識、目的意識を高めることができる。・・・

人間の核心に迫るには、質問の選択が重要だということだろうか?

「20Q」と同じ販売元であるバンダイの大ヒット商品「たまごっち」は、ブームが去った頃には、値引きされて山積みされていたのを覚えているが、未来を垣間見せてくれる「20Q」が値引きされて山積みされている姿は見たくないなあ。
posted by takada at 20:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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