2006年03月28日

きらめくダイアモンド

WBCで日本が優勝した。僕はほとんどスポーツを見ないが、この大会は行方が気になった。優勝したことを知った時には、嬉しく思った。なぜ惹き付けられたのかと考えると、日本の野球が世界に通用するかという夢のある話のせいもあったが、日本に対して強烈なライバル意識を持ち、否定的な発言をしていた韓国に負けたくないという気持ちが働いたことの方が大きい。

しかしながら、日本が優勝した後に、韓国の監督は日本チームを褒めたたえていたそうである。歴史的な背景から、反日感情の高い中、スポーツの世界での出来事を、別の次元で純粋に捉えた素晴らしい発言だと思う。

逆に僕は、政治的、経済的な衝突の絶えない韓国に対して、不愉快な気持ちにならない訳はないが、いくつかの素晴らしい映画を作成している隣国に好感を持ってもいる。韓国に限らず、国と国との関係は複雑であり、利害関係も結びつくため、負の印象を受けると感情的に否定したくもなるが、冷静に正と負を分離して、偏りや先入観のないフラットな立場で受け止めたいと思っている。

個人レベルで考えてもそうだ。若かったり、性格が悪かったり、足が遅かったり、時間にルーズだったり、勉強が出来なかったりするからと言って、その人の全てを決めつけることはできないし、決めつけられたくない。僕は年上の人でも年下の人でも、区別することなく尊敬する対象だと思って接している。自分と全く同じ人間が存在しない以上、僕にはない優れたもの、知識や考え方や感じ方や性格など、を持っていて、僕はそれに興味があるからだ。

ダイアモンドが心を動かすほどにきらめいているのは、いくつもの面から光を吸い込み、複雑に屈折して、美しい光を放つからだ。一面にしか光を向けなければ、ダイアモンドでも魅力的な光は放たないだろう。
posted by takada at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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